以前にブラックタウンのゴミ出しについて書きましたが、あれから2年経ち、新しい”色”のゴミ回収箱が利用されます。
今回はその新しい”緑色”のゴミ回収箱について話したいと思います。
オーストラリアはシドニー大都市圏にあるブラックタウン市。
日本語での情報が少ないこの町について紹介していきます。
以前にブラックタウンのゴミ出しについて書きましたが、あれから2年経ち、新しい”色”のゴミ回収箱が利用されます。
今回はその新しい”緑色”のゴミ回収箱について話したいと思います。
数年かけて作り上げてきたブラックタウンのホームページが消えました。。。乗っ取りがあったようで、作成ツールとして利用していたWordPressにログインできなくなり、さらにはサーバーにあったデータも消えました。。。バックアップのデータがあまりに古かったため再アップすることを断念。
再び「オーストラリアの黒い町 ブラックタウン」ホームページを作成していくつもりですが、それまでこのブログを使ってブラックタウンを紹介していこうと思います。
基本情報
まずは改めてブラックタウンについて紹介させてください。
シドニー大都市圏をグレーターシドニーと当地では呼んでおりますが、ブラックタウン市はその一部を構成している行政都市です。観光で有名なオペラハウスやハーバーブリッジはシドニーCBD(中心商業地区)にあり、ブラックタウン市はそこから西に35km、電車で40分ほどの距離にあります。
今週またガソリン価格が上昇し、1リットル当たり一番安いE10(エタノールとレギュラーガソリンの混合) で$2.20となっています。一番安いものでですよ。
今週はブラックタウンと直接関係ありませんが、ガソリンについて触れたいと思います。
基本情報
基本的なところで、ガソリンという名称は、オーストラリアでは「ぺトロール」と呼ばれていて、ガソリンスタンドは「ぺトロール・ステーション」になります。
給油方法は、10年以上当地で運転をしていますが、スタッフに給油してもらった経験が一度もないので、セルフ式が一般的です。
ガソリンの種類ですが、多くの給油所で扱っているのが「E10(緑)」「91(黄)」「95(青)」「98(赤)」「ディーゼル(黒)」です。それぞれに色が決まっていて、どの給油所に行っても同じ色のハンドルが用意されているので、間違ったガソリンを入れないように工夫されています。
各ガソリンの種類ですが、
9月になってもう半分が過ぎました。
梅や桃の花が散り始め、日中は30度を超える日もあり冬が終わったんだなと感じます。でも、春で30度は。。。気象情報ではこの夏は今年の北半球同様に猛暑となる予想で、すでにブッシュファイヤーに対する注意が呼びかけられています。正直、怖いですね。
そこで「涼」のことを考え、
今回はブラックタウン市が運営する市営水泳施設をご紹介したいと思います。
Blacktown Swimming Centres
記録として残るオーストラリアの歴史には現在まで続く原住民との関りがあります。
その歴史のひとつに今回紹介するNative Institutionがあり、先日紹介したLand Grantの話に出てくるColebeeの家族もそれに関係しています。
Blacktown Native Institution
ブラックタウンが以前から計画していた2036年に向けた将来計画、現在は環境改善も含めて2041年に向けた動きになっていますが、ブラックタウン駅周辺の都市整備が本格的に始動したようです。
Rebuilding Blacktown
オーストラリアにはTAFE(Technical And Further Education)と呼ばれる職業訓練プログラムがあります。各州政府が運営している公立の学校で専門職の基礎知識やそれに関係する法律、健康や安全対策、実技などを学べる場所です。
今回はこの職業訓練校についてお話しします。
TAFE
日本にも職業訓練校がありますが、オーストラリアのそれは受講者がかなり高い確率で就職している点です。
個人的な見解も含みますが、大きな点をいくつか挙げてみたいと思います。
コロナウィルスによる外出規制や屋内の人数制限などで映画館で映画を楽しむことが遠い記憶となってしまいましたが、規制緩和も1年以上経ち、マスクをする人をほとんど見かけなくなった昨今、ブラックタウンにあの映画がやってきました!
日本で話題となったアニメ映画スラムダンク。オーストラリアでは日本公開から半年以上過ぎた8月下旬から公開になりました。
30年ほど前に流行ったバスケット漫画・アニメが映画となり、日本だけでなく海外特にアジア圏でその人気がニュースで報じられています。オーストラリアではかなり遅い公開となりましたが、話題となった日本映画がこちらでも普通の映画館(映画祭のようなイベントではなく)で上映されるということは嬉しい限りです。
オーストラリアの映画館では、日本に限らずインド映画(多様な言語映画含む)や韓国映画を上映しています。地域差はあるかもしれませんが、移民背景による住民の要望や世界的な話題作が影響して上映しているのでしょう。
ブラックタウンはインド系住民が多いこともあり、映画館の上映作品にインド映画は必ず入っています。現在のところOMG Part2がインド映画では上映中です。
シドニーにおける日本映画の上映ですが、
アニメばかりですが名探偵コナンや天気の子、鬼滅の刃などこの数年日本映画が一般的な映画館でも公開されています。それ以外の作品はジャパン・ファウンデーション主催の日本映画祭(Link:Japanese Film Festival)や個別の映画館での特別上映イベントとして上映されています。
少し日本映画祭について触れると国際交流基金(ジャパン・ファウンデーション)が1997年から始めてきたオーストラリアでの文化活動です。コロナウィルスによる制限時ではオンラインによる放映を実施し、これまで中止することなく毎年実施されているイベントとなっています。
今年はこの月末にシドニーで「Belle」の屋外公開を皮切りに、オーストラリア各地を巡り、キャンベラ、パース、ブリズベン、メルボルンそして再び10月下旬にシドニーに戻ることになっています。<LINK:Japanese Film Festiva>
さて、スラムダンクですが、私も学生の頃にジャンプで読んでいた世代。
「スラムダンク」の名前で当時のことをいろいろと思い出しますし、海外でも「スラムダンク」をアニメで見た人たちと話をすることもあり、今回のことも人づてに聞いて知りました。
そして、このブラックタウンで「スラムダンク」が見られるのは本当に嬉しいです。古い記憶にあったスラムダンクのストーリーを思い出しました。まじめに構成された映画でしたが、漫画で読んだユーモアも残されていて、映画を観ながら昔読んだ漫画の絵が浮かんできて不思議な感じでした。
本当に鑑賞することができて良かったです!
おそらく一緒に観ていた人たちもスラムダンクを読んできた人たちだと思われます。映像の隅の方で変な動きをする桜木に注目していたようで、映像の中心は彼ではなく展開も彼に注目しているわけでもないのに笑い声が聞こえました。
こんな遠い地の郊外の普通の映画館でスラムダンクの映画を扱ってくれたことに感謝します!
ブラックタウンはNSW州では二番目にオーストラリア先住民が多く住む町です。
ブラックタウンとアボリジナル・オーストラリア人には特別な歴史背景があり、今回はその中でも大事な出来事のひとつをご紹介します。
ヨーロッパからの入植の歴史以前、ブラックタウンを含めた西シドニーは多くのアボリジナル部族が点在して住む土地でした。その中のダルグ族はブラックタウン周辺を中心に季節に応じて西シドニー内を移動しながら住んでいました。
1788年にヨーロッパからの入植がはじまり、ブラックタウン・エリアにも主に農業の開拓として人が移り住むことになります。
その過程の中で先住民のダルグ族は土地を追われることになり、新しい入植者たちと争いが起こりました。しかし、先進的な武器を持つ新しい入植者たちに押され、また彼らが持ち込んだ流行り病(はしかや天然痘など)の病気により先住民たちは弱体化しました。
ここで「争い」の一つのエピソードを紹介します。
ヨーロッパからの入植者が来て以降、アボリジナルの人たちの伝統的な食べ物が不足していきます。天候によるものか、開拓によるものか、彼らの食糧不足の原因はわかりませんが、結果として入植者が作った作物をアボリジナルの人たちが代わりの食べ物として採取しだしたそうです。アボリジナルの人からすれば自然にある食べ物なので、「採取」という行為でしたが、入植者にすればやっと育てた作物を「盗まれた」と思い、銃器を使った報復が実行され「争い」に進展したそうです。
1816年、Major General Lachlan Macquarie(マッコーリー総督)は反抗する先住民を懲罰するため遠征隊を構成しました。その際、多くの先住民がガイドとして参加させられ、のちにブラックタウンの地名になる2人の先住民コールビーとヌランギンギーも第46連隊の兵士と共に懲罰隊に参加しました。
遠征後、二人は「South Creekの首長」として30エーカーの土地を共同で政府から受け取っています。これはオーストラリアの歴史の中ではじめて先住民族に対して入植者の政府が与えたLand Grant(土地の譲渡)になります。(大事な点はこの表現が「返却」ではなく「譲渡」ということも記憶しましょう。)
元々、その土地に住んでいた者が土地を奪われ、奪った者たちに協力して土地を取り戻した。コールビーとヌランギンギー、彼らの気持ちはとても複雑だったと思います。
現在、彼らの名前はブラックタウン市のサバーブ名 COLEBEE、ブラックタウン市にある自然保護区 Nurrangingy Reserveとして残っています。
いずれコールビーの家族についても触れたいと思います。
ブラックタウンではないのですが、ブラックタウン市民にとっても大事な交通インフラのことで隣の地方自治体、Hill Shireにあるメモリアル・アベニューの工事について話したいと思います。
メモリアル・アベニューはKelly VilleにあるOld Windsor RoadとWindsor Roadを繋ぐ道路です。
ブラックタウン市民にとって大事な点は、この道路がブラックタウン駅から東北方面に向かうSunnyholt Roadと接続していること。この道路があることでKelly Villeの先にあるCastle Hillに抜けることができ、さらに東部や北部方面へいくのに便利になります。
私がブラックタウンに住み始めた10年前はKelly Ville地域はまだ平原が多く、一部で住宅開発が進んでいる状況でした。そのため片側1車線だった道路でも渋滞もなく円滑にCastle Hill方面へ抜けることができましたが、現在は大規模な住宅地と変貌。これだけの住民の移動を1車線ではとてもカバーしきれない状態で、正直、この道を使ってCastle Hill方面へ行くことを躊躇する時間帯もあります。
現在、この道路を拡張する工事が行われていて、工事が完了すると片側2車線の道路ができます。Sunnyholt RoadやOld Windsor Road、Windsor Roadなどの主要幹線へのアクセスも考慮して複数車線での侵入ができるようになり渋滞緩和が期待されます。
2024年度での完成を目指しているようで、完成すると最高制限速度80km/hとなり、現在よりも早い速度且つ複数車線となり、円滑な移動が期待できそうです。
同地域に住んでいる方はストレスを抱えて利用していると思いますが、あとちょっとの我慢ですね。
いつか話題にしようと思ってますが、現在のマースデンパーク地区のRichmond Roadの状況を考えると(すごい渋滞)、住宅数を考慮した道路の拡張や抜け道の確保は大事だと思います。Memorial Avenueはこの拡張に伴い、左右に抜ける新しい道路もできるそうなので大いに期待できそうです。
情報元:
Transport NSW: Memorial Avenue Upgrade, Kelly Ville
先日終わった女子サッカーワールドカップ。
オーストラリア開催ではありましたが始まるまでの注目度は私個人としても、地域を見渡しても低く、正直なところあまり関心のなかったイベントでした。
でしたが・・・・
始まってみると、とても面白く、終了するまでの1か月十分に楽しめました。
日本チームの勝利だけでなく、オーストラリアチームの暗雲からの予選突破、また予選で多くのアジアの国々は負けてしまいましたが、フィリピンの勝利だったり、ベトナムの参加だったりと移民が多い当地では話題によく上がっていました。
特にオーストラリアは結果としてBest4となり、最後までこの大会を盛り上げてくれたと思います。
今回、召集されたメンバーの中にはブラックタウン出身の選手もいたため、カウンシル(市)がブラックタウン駅近くにある公園に特設会場を設け、多くの人たちが無料でライブ映像を一緒に観戦できるようにしてくれました。
南半球は現在冬で、日中はだいぶ暖かくなりますが、夕方や夜はまだまだ寒く、風のある日もあった中、多くの人がこの会場で応援し盛り上がっていました。
大会は終わってしまいましたが、出身の違う人たちと一緒に楽しめることができたのはいい経験でした。
8月も後半となり、いよいよ当地も春が近くなってきました。梅や桃の花が咲きはじめ、普段見る景色の中に明るい色が目立つようになっています。
この緑豊かなシドニーにあって、ブラックタウン市では毎年無料で市から植物を二本もらうことができます。今年もその時期が近くなってきたのでそれをご紹介します。
ブラックタウン市では市が管理する植物施設があり、市民は年に二本、無料で好きな植物をもらうことができます。ここでいう植物は植え込みに使われる樹木や果樹、また観賞用の花木などの苗木であったり、観賞用の草花です。
植物を受け取るためには絶対条件があり、「居住者」であること!
例えば、「友人の代わりに受け取りたい」「近所の方が権利を譲ってくれた」「居住はしていないが物件がブラックタウン市にある」などで植物を受け取ることはできません。担当者がブラックタウン市在中の居住者であるかを免許証や郵便物の住所で確認し、市のシステムに記録しています。
「そこまでしなくても」と思うのですが、文化的にガーデニングを趣味としている人が多いため意外に植物を欲しがる人が多く、このような制限を設けないといけないのかもしれません。
無料提供される植物の中にはホームセンターで購入すると数十ドルになるものもあり、このイベントを楽しみにされている方々が多いです。我が家も毎年ではないですが、ラベンダーやMurrayaというキンモクセイのような香がある低木などをもらっています。
先日、今年の提供日が発表されました。
ブラックタウンは大きな市なので5エリアに分けられ、2023年9月9日~10月14日の毎週土曜日に提供されることになっています。
ブラックタウン在住の方は、カウンシルのホームページをぜひご確認ください。(Plant Giveaways)