3/30/2025

ブラックタウンの情報を紹介します!

数年かけて作り上げてきたブラックタウンのホームページが消えました。。。乗っ取りがあったようで、作成ツールとして利用していたWordPressにログインできなくなり、さらにはサーバーにあったデータも消えました。。。バックアップのデータがあまりに古かったため再アップすることを断念。

再び「オーストラリアの黒い町 ブラックタウン」ホームページを作成していくつもりですが、それまでこのブログを使ってブラックタウンを紹介していこうと思います。

 基本情報 

まずは改めてブラックタウンについて紹介させてください。

シドニー大都市圏をグレーターシドニーと当地では呼んでおりますが、ブラックタウン市はその一部を構成している行政都市です。観光で有名なオペラハウスやハーバーブリッジはシドニーCBD(中心商業地区)にあり、ブラックタウン市はそこから西に35km、電車で40分ほどの距離にあります。


人気のある土地です!

NSW(ニュー・サウス・ウェールズ)州には128行政地区があります。ブラックタウン市の人口は常に上位3位に入り、2020年には395,000人と公表されていましたが、市のホームページでは2023年時点で426,000人と見積もられ、現在もハイペースに人口が増えています。

その背景にあるのは、新しい住宅エリアの開発です。この10年間だけでもMarsdenParkやSchofiled、Pondsなどの市の中央・北部サバーブ(市を構成する小地域)での建設ラッシュが進み、牛や馬、カンガルーがいた平原が住宅地に変わっています。


交通も便利!

ブラックタウンにはCityrailとSydneyMetroという鉄道が走り、合計11駅が存在しています。主要地域であるシドニーCBDやParramatta、Penrith、Chatswoodという都市部にアクセスしていることで通学・通勤にとても便利で、ブラックタウン駅からシドニーセントラル駅まではおよそ40分。Express(普通運賃で利用できる特急)に乗れば30分ほどで行くことができます。

また道路では市内の東西を結び、BlueMountainーPenrithーBlacktownーParramattaーCentralーAirportを繋ぐM4モーターウェイ(高速道路)やNSW州の南北を繋ぐM7モーターウェイがあり、東西南北へのアクセスに便利です。


将来の展望(シドニー西部)

2026年に開港が予定されている西シドニー空港の存在はブラックタウンだけでなくシドニー西部に大きな経済効果が期待されています。空港関連による新しい雇用、航空貨物の物流増加、渡航者の増加による観光収入なども考えられていますが、さらに州政府の新しい行政プロジェクト(シドニー東部・中部・西部を大別した大きな行政区域の開発)により、シドニー西部には多くの関連プロジェクトが計画・実行されています。

プロジェクトの一つに交通インフラの整備があります。民間鉄道会社SydneyMetroが新しい空港に接続する路線を建設しており、開港時期に合わせた新しい路線はSt.Marysという駅でCityRailという既存の鉄道路線に乗り入れます。このCityRailのWesternLine線はブラックタウン駅に繋がっているため、ブラックタウンにも恩恵があるでしょう。

また前述したM7モーターウェイからこの空港へ向かうM12という新しい高速道路が建設中です。これによりブラックタウンへの移動が楽にできます。


将来の展望(ブラックタウン)

ブラックタウン市も州政府のプロジェクトを見据え、様々な新しい市のプロジェクトを始めています。

昨今の住宅建設ラッシュだけでなく、市の主要駅であるブラックタウン駅周辺の都市整備と高層ビル計画、ブラックタウン病院周辺に新しい脳・神経に関する医療研究施設の新設、増加する人口を考慮した教育環境の整備(大学誘致や学校の新設など)、その他にもスポーツ、アート、カルチャーなどの大型プロジェクトが実行されています。


これからも進化していくブラックタウン市を一住民として観察・応援をしていくために再度ホームページを作っていきたいと思います。このブログが残っていたことがいくらかの救いでした。