11/02/2021

ブラックタウンの日本

このブログの記事も30を超えました。

最近、コミュニティについて書いていて、「日本」とブラックタウンのつながりについてまだ書いていないことに気が付きました。

 

そこで今日は

 JAPAN コミュニティ 

を取り上げたいと思います。

 

 ブラックタウンの日本人 

まずシドニー西部13地区の日系人の合計は2016年の国勢調査で3193人となっていて、2011年の調査結果と比べるとおよそ900人増となっています。そのうちブラックタウン市には2016年で325人いて、2011年からおよそ100人増ということです。ブラックタウン市の総人口がおよそ40万人なので日系人の割合は0.1%以下。顔を見ただけでは日本人と区別できませんが、たとえ区別できたとしても、1000人にひとりなので、ほとんど出会う機会がないです。



そんなブラックタウン市ですが、幸いにも日系コミュニティがあります。

「ひまわり」という日系プレイグループで、Marayong駅前のMarayong Community Centreで第24週の木曜日に開催されています。就学前の子供たちが参加する集まりですね。創立は2010年ごろでシドニー西部に住む日系のお母さんたちによってつくられ、現在ではPlaygroup NSWにも登録されたちゃんとしたプレイグループとなっています。



私の子供たちも参加していましたが、はじめて集まりに参加した時は「こんなに日本人がいたのか!」と思いました。20家族ぐらいでしたが、それ以前にブラックタウンでお会いした日本から来られた方は1人だけだったので衝撃でした。



 ブラックタウンの中の日本 

インターネットの検索で「Blacktown Japan」と検索すると大体はレストランや食品関係の情報です。Japanese=Sushiだったり、Ramenだったり。ただ残念ながらブラックタウン市には日本人経営のお店は(おそらく)ありません。

ブラックタウンでおすすめのJapanese Restaurantはどこかと聞かれることがありますが、正直なところ「ない」と思いながらも、隣のCouncilのTokio Fans(Norwest)を紹介しています。

ブラックタウンにある図書館には蔵書は少ないながらも日本の本を読むことができます。また英語表記ですが、「ワンピース」や「ドラゴンボール」などの日本の漫画も置いてあります。



 ブラックタウンと日本の接点 

あまり文化的・政治的には日本との接点がないブラックタウンですが、日本と大きな接点が実はスポーツにありました。

それはさかのぼること20年。

2000年に開催されたシドニーオリンピックです。ブラックタウンはソフトボールではメイン会場、野球ではサブ会場として利用されたため、ソフトボールの日本チームはここで銀メダルを受け取り、野球では最近引退した松坂投手や中村紀洋選手、阿部慎之助選手などがプレイしたと思います。

同会場は現在、インターナショナル・スポーツパークとなり様々なスポーツができる多目的な施設になっています。




その中にはサッカー施設もあり、オーストラリアのプロサッカーリーグAリーグのWestern Sydney Wanderersの本拠地(クラブ施設)がここにあります。(同チームのメインスタジアムはParramattaです。)かつて小野伸二選手も在籍していたので、ここで練習していたと思います。

また現在でも野球施設はあり、オーストラリア国内でも設備の整った球場としてよく紹介されています。ここはプロ野球チームのSydney Blue Soxが本拠地としていて、元ヤクルトの中島選手ら日本人プレイヤーが在籍していました。


このブログを通じてブラックタウンのことをより多くの日本の人たちに知ってもらいたいと思います。


引用欄: