WEST POINT
今回はブラックタウンのショッピングで紹介したブラックタウンの顔と言えるショッピングモール「ウエストポイント」についてお話ししたいと思います。
少し話がそれますが、まずはWestFieldの話から。
<はじめてできたショッピングセンター>
WestFieldをご存知の方、でもブラックタウンのWestpointを知らない人は多いと思います。WestPointを知っていた方でも、名前がWestFieldに似ていると思われていたのではないでしょうか。
まったく関係のない企業です。
でも。。。。
シドニーのみならず現在では世界に店舗が存在する「West Field(ウエストフィールド)」。シドニー在住の方は何度となく利用されているかもしれませんが、有名なショッピングセンターです。シドニーCBDやパラマタ、ペンリスなどのシドニー大都市圏にも多くの店舗が存在しています。
WestFieldの創業者であるSir Frank P. Lowyは現在ではオーストラリアでも有名な資産家のひとりで、ヨーロッパからの移民としてオーストラリアに来ています。
実はここにBlacktownとWestFieldとの関係がありました。
彼はビジネスパートナーのJohn Saundersと共にアメリカ式のショッピング施設を1959年7月にはじめて作りました。これが今日のWestfieldの一号店です。12のお店とWinns Department Store(オーストラリアの歴史的な会社)を併設したこの施設ができたのが実はBlacktownでした。
このことはWestfieldの母体組織Scentre Groupのホームページ(リンク)で紹介されたり、ブラックタウンの記録文書 BLACKTOWN CBD:
AN HISTORICAL PERSPECTIVE(リンク 17ページ)にも書かれています。
By BLACKTOWN CBD: AN HISTORICAL PERSPECTIVE P17
この建物は現在のWestPointの建設で取り壊されていますが、いまでも当時の建物の一部が残されています。
<そしてWestPoint>
その後、Blacktownでも大型ショッピング施設が検討され、現在でも著名なビジネスパーソンのBill McNamara(リンク)らによってWestpointが1973年に作られました。それまでWoolworthやColesなど周辺で営業をしていた商業店がこのWestpointの一店舗として参加することになり100を超えるお店が参加することになりました。
Hawkesbury Gazette's News 18MAY2017
これはBlacktownにとっても大きな転換点となり、現在のBlacktown CBD(中心エリア)はWestpointを軸に整理されています。またブラックタウン駅から出てすぐにあるため、ブラックタウンの本当に大きな「顔」となっています。
近年は駐車場の改修工事のため、2年近く駐車施設が不足した状況が続き、大幅に利用客を減らしていました。ようやく改修工事が終わり集客を再開したところで、コロナウィルスのパンデミック。さらに2021年9月現在ではBlacktwonへの外出制限規制により大きなダメージをうけていることと思います。
しかし、これからもBlacktownの中心施設としてその存在はあり続けると期待しています。

