ブログの再開!
しばらく更新をしてませんでした。NSW州のみならずオーストラリア全体に拡大しているCOVID デルタ型の影響で6月下旬から徐々に規制が強くなり、7月半ばには外出が制限されました。
時間ができたのでネットやプログラムの勉強をする中で、このブログの存在を思い出した次第です。
Blacktownはシドニーにおいても感染者数の高いエリアのため、ニュースではほぼ毎日名前が挙がり、他のエリアと比べて厳しい規制地域のひとつにもなっています。
いずれ過去のものとなり、二度と適用されることもないかもしれませんが、現在ブラックタウンで適用されている規制についてお話しします。
※ 短期間に規制内容が変わるため、こんなことがあったという記録として記述していきます。
1. 外出制限
特別な理由がない限り、屋外にでることが制限されています。例えば、医者にかかるとか、買い物とか、運動などの本当に必要な理由のみです。
2. 他の地域への外出制限
ブラックタウンは不名誉にもシドニー大都市圏の規制強化LGA(Local Government Areas)に含まれているため、外出制限の更なる規制として、ブラックタウン市の外にでることが基本的に制限されています。
3. 夜間外出禁止
夜の9時から朝の5時まで、これも特別な理由がない場合、外出ができません。
4. 屋外での運動
屋外での運動は1時間までと制限されています。さらに一緒に運動できるのは2名まで。
5. 買い物の制限
買い物は人家族で一名のみの外出になり、外出は1回のみです。
6. 移動制限
基本的に移動が可能なエリアは、自宅から半径5km圏内です。
7. マスクの着用やQRコードのスキャン
基本的な規制ですが、外出時のマスクの着用は絶対となり、行く先々でのQRコードによるスキャンは必須となりました。(QRコードがこのオーストラリアでこんなに普及したのはCOVIDの影響ですね。落ち着いたら中国のように会計で利用されるかもしれません。QRコードを開発したDENSOの人も驚いていることでしょう。)
<私的な規制に対する>
多くの制限はありますが、慣れてしまうとそれほど負担も感じなくなってきました。
ただ子供たちが学校にいけなかったり、一般的に労働者が仕事にいけなかったり、人とのコミュニケーションが薄くなり、家族や友人と会うことも難しい状況のため、精神的に健全とは言えません。
あるコラムで今回の規制を「民主主義国家の共産主義規制」と揶揄していた話がありましたが、確かにすごい強制ではあります。規制反対を訴える集まりがシドニーやメルボルンでありましたが、私は健康や社会を守るためには「支配」されていると考えるのではなく「協力」していると考えるべきだと思っています。
<ブラックタウンの状況>
さてブラックタウンの話ですが、
残念ながら今回の規制状況や感染者数の変移を見て、少なからずブラックタウンを去る人が出ています。とても残念です。
何度か外出した時に感じたのは、こんなに規制をされたり、感染者数が増えている状況にも関わらず、町に出ている人の多さに驚きました。通常より少ないとはいえ、数秒ごとに人を見ますし、商店街のベンチで日向ぼっこをしている人もいました。また規制下にも関わらず、ある宗教指導者が夜間に集会をしてるのが見つかったり、屋外で若者によるナイフの殺傷事件も起こっています。
個人的な気持ちですが、
このブラックタウンでは「同じ考え」を共有するのが難しいと州政府も思ったのではないでしょうか。今後、政府が新しい政策や開発を考える上で、このことを念頭に入れてしまうかもしれないと思いました。
ブラックタウンを去る人の心情にこのことが関係していなければと願います。
今回のことで、
微力ながらブラックタウンをよくしていきたいと思いました。
少なくとも私の子供たちはここで生まれたため、一生、出生地としてこのBLACKTOWNとともに生きることになります。この土地が彼らの誇れる土地になって欲しいと思います。
